「僕はむしろ仕事自体は嫌いじゃないんです。働きたくないなんて言うつもりはありません。」
長い通勤時間
理不尽な上司
終わらない残業
上がらない給料
否応なしに出される辞令…
そういう“余計なアレコレ”が嫌なだけで、働くことそのものが嫌いなわけではない。
今日はそんな視点からお悩みをシェアしたいと思います。
今日のお悩み相談
「働きたくないのではなく、“余計なアレコレ”で消耗したくないだけ」という人、実は多いんじゃないでしょうか?
私のもとへ訪れたこの28歳の男性は、とある中堅システムインフラ企業からの転職を希望していました。
彼の場合は、勤務先の社風が体育会系で、意味のない同調圧力や異常な上下関係の厳しさに限界を感じていました。
先輩の言うことは絶対で、意味もなく早朝の出社を命じられたり、遅くまで飲み会に付き合わされるものザラだとか。
体育会系の社風も悪いことばかりではないんですけどね…。
そんな彼も新卒のときから続けているシステムエンジニアの仕事はむしろ好きだと話す姿が印象的でした。
私たちはどう働くか
解決策はあるのか
ガッカリするかもしれませんが、働くことに付随する“余計なアレコレ”を一撃で解決することは恐らく不可能です。
なぜなら、完璧な会社なんて恐らく存在しないからです。
現実的には、自分が最も避けたいことはなにか?を考えて動くしかないでしょう。
こういった余計なものを1つずつ削ぎ落とし、自分なりに働くことをシンプルにしていくということです。
夢のない地味な作業ですね
考え方のヒント
ここで1つ、考え方のヒントがあるとすれば、積極法じゃなくていいということ。
働くことや仕事について考える時、
「この仕事に就きたい」
「こんな会社に入りたい」という積極法での選択ももちろん素敵です。
しかし、
「この業務は避けたい」
「こういう社風は嫌だなあ」という消去法での選択があってもいいはずです。
私は常々、落選してほしい人へ投票する「消去法の選挙」があったら面白いんじゃないかなと思うくらいです。
(フツーに選挙なので面白がっちゃいけないとも思いますが)
悩み=チャンスの芽かもしれない
そういう視点で見てみると、
「仕事嫌だなあ…」「働きたくないなあ…」と感じたときはむしろチャンスだと言えます。
仕事の内容そのものが嫌なのか
長い通勤時間が嫌なのか
職場の人間関係が嫌なのか
いったい自分が嫌だと感じているものは何なのかをじっくり観察してみるチャンスです。
結局そこで得られた自分なりの答えをもとに、「じゃあどうするのか?」を考えるところからしか現実は変えられません。
せっかく働く意欲があるなら、自分の声に素直に生きたってバチは当たらないと思いませんか。
短いですが、今日はこのへんで。お読みいただきありがとうございました。